IA-101-MW/USB セットアップ手順書:IAI XSELコントローラ用PCソフトをインストールする
IA-101-MW/USBは、IAI(アイエイアイ)社のXSELシリーズをはじめとするプログラムコントローラ用のパソコン対応ソフトウェアです。SEL言語を用いて、IAI製の産業用ロボットやアクチュエータの動作プログラムを作成・編集・転送するために使用します。
本ソフトウェアは有償製品です。ソフトウェアを購入すると、IAIのユーザー登録サイトから最新バージョンをダウンロードできるようになります。ダウンロードには登録時のID(メールアドレス)とパスワードが必要です。
SEL言語で書かれたプログラムは、OpenCodeを使ってAIに生成させることも可能です。位置決め動作の繰り返しパターンや、条件分岐を含むシーケンスはOpenCodeに指示することでひな形から生成してもらえ、開発工数の削減につながります。
この手順書では、IA-101-MW/USBの概要とWindowsへのインストール手順を説明します。
1. ソフトウェアの概要
IA-101-MW/USBは以下のような特徴を持ちます。
- IAI製プログラムコントローラの動作プログラムをSEL言語で作成・編集する。
- 作成したプログラムをPCとコントローラ間で転送(アップロード/ダウンロード)する。
- コントローラの動作状態のモニタリングやパラメータ設定が行える。
- 対応コントローラ : XSEL2、XSEL、SSEL、ASEL、PSEL、TT、TTA、MSEL、RSELシリーズ。
- 最新バージョンはV15.00.02.00(2025年4月リリース)。
- 対応OSはWindows 10およびWindows 11。
なお、IAIのパソコン対応ソフトには大きく分けて2種類があります。
- **IA-OS** : RC/ECコントローラ用(より上位の統合ソフトウェア)
- **IA-101-MW/USB** : XSELシリーズなどプログラムコントローラ用(今回の対象)
IA-101-MW/USBの旧バージョン(RCM-101-MW/USB)からのユーザーは、IA-OSへのアップグレード版も提供されています。
2. 入手方法(ダウンロードまで)
本ソフトウェアは有償製品です。以下の流れで入手します。
1. 販売代理店またはIAIのWebサイトからソフトウェアを購入する(DVDまたはダウンロード版)。
2. 購入後、同梱されているシリアル番号とバージョン情報を元に、IAIの「パソコン対応ソフトユーザー登録」を行う。
https://www.iai-robot.co.th/download/pcsoft/index.php
3. ユーザー登録が完了すると、登録したメールアドレスとパスワードでダウンロードページにアクセスできるようになる。
4. ダウンロードページから「IA-101-MW/USB」の最新バージョンをダウンロードする。
– ファイル名 : IA-101.zip
– 最新バージョン : V15.00.02.00
– 対応OS : Windows 10 / 11
3. インストール方法
3.1. 動作環境
- OS : Windows 10 / 11(日本語版推奨)
- 接続インターフェース : USB
- 管理者権限 : インストール時に管理者権限が必要
3.2. インストール手順
1. ダウンロードした IA-101.zip を解凍する。
2. 解凍してできたフォルダ内の setup.exe(または Install.exe)を右クリックし「管理者として実行」を選択する。
3. セットアップウィザードが表示されるので「次へ」をクリックする。
4. 使用許諾契約書を確認し「同意する」を選択して「次へ」をクリックする。
5. インストール先フォルダはデフォルトのまま推奨。
6. 「インストール」をクリックしてインストールを開始する。
7. インストールが完了したら「完了」をクリックする。
8. 必要に応じてPCを再起動する。
3.3. インストール後の確認
1. スタートメニューから「IA-101-MW/USB」を起動する。
2. ソフトウェアが起動し、SELプログラムの編集画面が表示されることを確認する。
3. USBケーブルでXSELコントローラとPCを接続し、通信設定を行う(接続方法は次節を参照)。
4. PCとコントローラの接続方法
IA-101-MW/USBでPCとXSELコントローラを接続する方法は、USB接続とシリアル接続(RS-232C)の2種類があります。どちらの方法を選んでも、プログラムの転送やモニタリングが可能です。
4.1. USB接続
USB接続では、IAI純正のUSB通信ケーブル(CB-SEL-USBシリーズ)を使用します。PC側はUSBポート、コントローラ側は専用の通信コネクタに接続します。
USB接続を行うには、別途USBドライバのインストールが必要です。ソフトウェアのインストーラにはUSBドライバが同梱されており、インストールツール内の「USB変換アダプタのドライバー」オプションからインストールできます。USBドライバがインストールされていないと、PCがコントローラを認識せず、通信できません。
USBドライバのインストール手順は以下の通りです。
1. ソフトウェアのインストールフォルダまたは付属CD-ROM内の IAI_Install.exe を実行する。
2. インストールツールのメニューから「USB変換アダプタのドライバー」を選択する。
3. ウィザードに従ってインストールを完了する。
4. PCにUSBケーブルを接続すると、自動的にドライバが認識される。
4.2. シリアル接続(RS-232C)
シリアル接続では、コントローラ側の通信ポート(D-Sub 9ピンなど)とPCのシリアルポート(またはUSBシリアル変換アダプタ)を接続します。PCにシリアルポートがない場合は、USBシリアル変換アダプタ(FTDI製やProlific製など)を使用します。
シリアル接続の場合は、IA-101-MW/USBの通信設定でポート番号(COMポート)とボーレートを正しく設定する必要があります。設定はメニューの「設定」→「アプリケーション設定」から行います。
USB接続の方がケーブル1本で手軽に接続できるため、一般的にはUSB接続が推奨されます。ノートPCで現場に持ち込んで調整するようなケースでは特にUSB接続が便利です。
5. OpenCodeとの連携活用(参考)
IA-101-MW/USBで使用するSEL言語のプログラムは、OpenCodeを使ってAIに生成させることができます。
例えば、以下のような指示をOpenCodeに出します。
IAI XSELコントローラ用のSEL言語で、
位置決めポイントを5点設定し、各ポイントで
出力ポート1をONにして1秒待つプログラムを書いてください。
OpenCodeが生成したコードをIA-101-MW/USBのエディタに貼り付け、必要に応じて修正して使用します。位置決めデータが多い場合や、複数のワークに対応するプログラムを量産する場合に特に効果的です。
6. 出典
- IAI パソコン対応ソフトダウンロード: https://www.iai-robot.co.th/download/pcsoft/index.php
- IAI(アイエイアイ)公式サイト: https://www.iai-robot.co.th/
- パソコン対応ソフトユーザー登録: https://www.iai-robot.co.th/download/pcsoft/index.php


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